3 Mon Novels (3 Penny Novels)

Monday, August 02, 2004

匂い 第9話「GC3」

「いや。。しくじったようだ。」

M-Yago に「Ryusuke」と呼ばれたその男は腰のベルトから「2000JPY」と書かれたGC を2つもぎ取ると至近距離から煙の中心に投げ込んだ。

さっきよりさらに激しい火柱と爆音。Ryusuke も灰色の煙に包まれ、僕の視界から消えた。

しばらくして煙の隙間から見えたものは、あの恐るべき物体と、その倍近くあろうかというRyusuke が約1m の距離に接近していた。

「くそっ、、これで、、終わりだ!」

Ryusuke は5000JPY と書かれた最後のGC のピンを引き抜き、至近距離から物体に投げつけた。

「ぶよんっ」

物体にGC が接触し、爆音とともに火柱が上がる、はずだった。が、なにも起こらない。GC は無造作に床を転がるだけだった。

Ryusuke の顔にトムヤンクンを食べているかのような脂汗が伝う。棒立ちになったRyusuke に物体がまた一歩小さな足取りで近づき、小さな左手でおもむろにRyusuke の腹筋をわしづかみにする。

「しまった。。GC のQA 不足か。。GUOo。。Kanako。。」

0 Comments:

Post a Comment

<< Home